【井川純一の今夜も兜町で一杯】ＡＩ、ＶＲ、ＥＶ…なんだかねぇ

　今日１１月３０日（水曜日）の日経平均株価は、１円４４銭高の１万８３０８円４８銭と小反発。ＯＰＥＣ総会の結果や今週末に予定される１１月の米雇用統計発表などを控え様子見ムードに小動き。なんだか眠い相場です
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　昨夜は、飯田橋付近に出没。独り立ち飲み屋でホッピーを３杯。肴は刺身だったが、もはや食した魚がなんだったか記憶なし。まったくもって、困ったもんだよなぁ。２杯目を飲み干したころ、知人の業界関係者から「あの銘柄は、まだまだ行くでぇ」と、メールが入る。その銘柄とはＡＩ関連株の一角で、既に株価はかなり動意している。正直「ほんまかいな」といったところだが、今日は年初来高値更新するも上ヒゲ、下ヒゲともにつけて結局はてマイナスで終了。「それでも自信あり」と、またまたメール。信じる者は救われる…かどうかは知らないが、まぁ勝手におやりくだされ。

　今日も人工知能（ＡＩ）関連が闊歩。富士通<6702.T>はＡＩ技術を活用した「画像認識」や「音声テキスト化」など７種類の機能と「需要予測」など２種類の目的サービスの提供を１７年４月から開始、１７年度中に３０種類に拡充すると発表、これが株価を強く刺激し大幅高に。また、これを受けメタップス<6172.T>、サイオステクノロジー<3744.T>、カドカワ<9468.T>などＡＩ関連株が軒並み急動意した。

　世は人工知能時代。株式市場も、もはやＡＩ関連をなくして相場を語れなくなっている。なにせ、ありとあらゆる分野に関係していることから、次から次へと関連株が浮上してくる。正直なところ、老いさらばえた身に、いや脳には理解不能、早急に人工知能を埋め込んで頂くしかない。まぁ、そんなことを書いたところで、どうにもなるはずがないのだが、とにもかくにも当方の脳は記憶中枢を中心に大分不具合を起こし始めている。

　こういった新しい分野に精通していた仲間が先日業界から去り、もはや当方「暗夜に灯火（ともしび）失う」といった状態。教えを乞う師を失ったいま途方に暮れている。傍らには、ダジャレは天下一品のオヤジひとり。「ＡＩ、ＶＲ、ＥＶ…そしてＡＶ、ははは最後は関係ねぇか」と、今日も元気だ。ああ、どうにかしてくれ。
《ＫＣ》

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）