東京株式（前引け）＝円安や原油高を背景に続伸、出来高もやや増勢に

　６日前引けの日経平均株価は前日比９６円７０銭高の１万６９１５円９４銭と続伸。前場の東証１部の売買高概算は９億１５４６万株、売買代金概算は９３１８億３０００万円。値上がり銘柄数は１１６７、対して値下がり銘柄数は６４１、変わらずは１６７銘柄だった。

　きょう前場の東京株式市場は、前日の米国株が堅調だったことや、外国為替市場で１ドル＝１０３円台半ばまで円安が進行したことが主力株中心に株価を後押しした。原油市況が上昇したこともリスクオンの流れを助長している。ただ、日本時間明晩の米雇用統計発表を前に、買い一巡後は伸び悩んだ。売買代金は１兆円に届かなかったがやや増勢にある。

　個別では、トヨタ自動車<7203.T>など自動車株が買われ、三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>など銀行株もしっかり。富士通<6702.T>が物色人気を集め、ファナック<6954.T>も買われた。巴川製紙所<3878.T>が続急騰で東証１部値上がり率トップ。半面、エービーシー・マート<2670.T>が急落。良品計画<7453.T>も安く、ディー・エヌ・エー<2432.T>、セブン銀行<8410.T>なども軟調。任天堂<7974.T>も冴えない。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）