東京株式（大引け）＝５３円安、円高警戒感から小幅安水準でこう着状態

　２３日の東京株式市場は、寄り付き売り先行のスタートとなったものの、外国為替市場での円高・ドル安の進行が一服状態となったことを受け、前場の日経平均株価は徐々に下落幅を縮小する推移となった。しかし、後場に入ると、円高・ドル安が進行したことに加え、週末を前にして買い控え姿勢が強まり、日経平均株価終値は、前営業日比５３円６０銭安の１万６７５４円２銭と小幅反落した。ただ、東証１部の値下がり銘柄数に比べて値上がり銘柄数が２倍以上となっており、中小型株の健闘ぶりが目立った。

　東証１部の売買高概算は１９億６３３２万株、売買代金概算は２兆２３２７億２３００万円。値上がり銘柄数は１２４６、対して値下がり銘柄数５９６、変わらず１３５銘柄となった。

　個別銘柄では、トヨタ自動車<7203.T>、第一生命保険<8750.T>、野村ホールディングス<8604.T>、ディー・エヌ・エー<2432.T>、電通<4324.T>、日本取引所グループ<8697.T>、三菱地所<8802.T>、メガバンク３社が売られた。半面、任天堂<7974.T>、リクルートホールディングス<6098.T>、ファーストリテイリング<9983.T>、ＫＤＤＩ<9433.T>、コマツ<6301.T>、カプコン<9697.T>、森永製菓<2201.T>、ライオン<4912.T>、ＪＲ東日本<9020.T>が買われた。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）