東京株式（前引け）＝続落、円高・原油安で投資家心理悪化

　１５日前引けの日経平均株価は前日比１９９円５１銭安の１万６４１４円７３銭と続落。前場の東証１部の売買高概算は８億１７４３万株、売買代金概算は８４８３億６０００万円。値上がり銘柄数は４２９、対して値下がり銘柄数は１４１２、変わらずは１３２銘柄だった。

　きょう前場の東京株式市場は、リスクオフの流れが意識され広範囲に売られる展開となった。前日の欧米株が総じて軟調だったことや、円高、原油安など悪材料が重なったことで投資家心理が悪化し主力株中心に買いが手控えられている。日経平均株価は２５０円強の下げで１万６４００円台を割り込む場面もあった。

　個別では三菱ＵＦＪフィナンシャル・グループ<8306.T>などメガバンクが軟調なほか、ソフトバンクグループ<9984.T>も安い。ファーストリテイリング<9983.T>も大きく値を下げた。三井不動産<8801.T>など不動産株の下げも目立つ。サイバーコム<3852.T>が大幅続落、いすゞ自動車<7202.T>も下値模索の展開。半面、任天堂<7974.T>が売買代金断トツで逆行高。ローソン<2651.T>が値を飛ばしたほか、村田製作所<6981.T>、アルプス電気<6770.T>などアップル関連株に物色の矛先が向いている。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）