
- 決算説明会って、一体何のこと?
- 決算発表時期に、その上場企業の経営陣等が業績や事業進捗、今後の経営戦略について説明するのが決算説明会です。簡単に言うと、会社の現況説明をする場です。決算説明会には、証券アナリストやいわゆる機関投資家といわれる会社のファンドマネージャーなどが中心に招待されます。これは上場企業のIR活動が、現時点では証券アナリストやファンドマネージャーに向けた活動が中心である事からと考えられます。
- どんな会社が説明会を実施しているの?
- 現在、日本の上場企業約4,000社の中で、半数以上の会社が決算説明会を開催しています。 決算説明会の実施頻度は企業によって異なっており、年度決算発表にあわせた開催のみの企業もあれば、中間決算発表や四半期決算発表にあわせて開催する企業もあります。
★【注釈】各市場の開示義務について 従来から東証マザーズや大証ヘラクレスなどの新興企業向け市場を対象に、四半期情報の開示が強制されていた。2003年1月の上場規則の改正後、2004年4月に東京証券取引所でも四半期情報の開示が義務付けられた。ジャスダックでも2003年2月の規則改正後、四半期情報の開示が義務付けられるようになった。

- 決算説明会は、個人投資家も参加できるの?
- 企業が決算説明会に招待している対象は、証券アナリストやファンドマネージャーである事が多く、一般的には個人投資家が決算説明会に参加することは難しくなっています。しかし、動画配信サービスを併用することで決算説明会の内容をリアルタイムでインターネットに公開している企業もあり、それらは基本的には誰でも見る事が出来るようになっています。また、過去に開催された決算説明会の状況を公開している会社もあり、参加が難しい個人投資家でも同じ情報を取得することは可能な企業が増えてきています。
- 最近、決算説明会をwebで公開する企業が増えてきているのはどうして?
- 現在、決算説明会を開催している企業のうち、25%の企業が動画もしくは音声の開示をしています(07年イーニュース調べ)。これらは、上場企業として、適時情報開示の観点や情報の公平性を勘案し、直接的な情報開示の対象を証券アナリストやファンドマネージャーのみと限定するのではなく、広く一般的に情報を提供しようとする姿勢の表れであり、投資家保護や情報提供に対する企業の意識が高まっているととらえることが出来ます。
- 企業の開催する説明会に参加したい場合はどうすればいいの?
- 企業の中には、個人投資家との直接的な意見交換などが出来るよう、個人投資家向けの会社説明会を行っている企業もあり、実施する企業は増加する傾向にあります。個人投資家向けの会社説明会では、単に業績の内容を説明するのではなく、企業の業務内容などを分かりやすく紹介しているものも多くなっており、会社や会社が行っている活動を個人投資家に理解してもらう機会である、ともいえます。こういった説明会に参加することは、直接企業の声を聞く貴重な機会にもなります。

- 決算説明会はどんな流れで行われるのですか?
- 一般的には、初めに企業代表者から業績報告などのプレゼンテーションがあり、その後プレゼンテーション内容に関して、参加者と会社側の出席者との間で質疑応答が行われるものが多くなっています。プレゼンテーションから質疑応答まで含めて、1時間~1時間半程度での実施が多くなっています。個人投資家の皆さんが実際に動画で決算発表会を全て見ることは、時間的余裕などの面からも難しいことが多いと思います。企業によっては、動画配信の際に大まかな目次のような機能をつけている所もありますので、そういった場合は、ご自分の関心がある部分だけを聞いてみる、というのも良いかもしれませんね。
A社 IR担当者



