東京株式(大引け)=62円高、決算絡みで個別株物色旺盛

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2015/07/31 15:55
 31日の東京株式市場はやや売り優勢でスタートした後も方向感に乏しい展開となり、前日終値を軸に日経平均株価は2万500円近辺でもみ合う展開となった。引け際に買いが厚くなり高値引けとなった。
 大引けの日経平均株価は前日比62円41銭高の2万585円24銭と続伸。東証1部の売買高概算は25億7185万株、売買代金概算は3兆171億2000万円。値上がり銘柄数は1235、対して値下がり銘柄数は540、変わらずは114銘柄だった。売買代金は前日に続き3兆円の大台に乗せた。
 きょうの東京市場は、前日の米国株市場ではNYダウが小幅安で引けたものの、為替が円安水準でもみ合っていたこともあり、前日終値近辺で強弱感の対立する展開となった。朝方は寄り前に発表された6月の消費者支出が前年同月を下回ったこともあって安く始まったが、企業の4~6月期決算佳境入りで、個別に好業績銘柄を物色する動きが強く、徐々に買い優勢となった。また、きょうは決算発表が前半のピークとなったこともあり、全体商いは引き続き活発だった。
 個別では、富士フイルム<4901.T>が商いを伴い大幅高、オリックス<8591.T>も買われた。東電は売買代金トップで続急伸。明治海<9115.T>がストップ高となったほか、MrMax<8203.T>アイスタイル<3660.T>も値幅制限上限に買われた。スミダ<6817.T>GMO<9449.T>も値を飛ばした。半面、OLC<4661.T>任天堂<7974.T>が安く、ニチレイ<2871.T>も大きく値を下げた。三和HD<5929.T>ネットワン<7518.T>も急落。CTC<4739.T>三菱自<7211.T>も安い。


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
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