東京株式(大引け)=61円高、決定会合後に買い気強まる

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2015/05/22 15:46
 22日の東京株式市場は、前場は軟調に推移したが、後場寄りに買いが優勢となり、日経平均株価はその後伸び悩むも引けにかけて締まる展開。
 大引けの日経平均株価は前日比61円54銭高の2万264円41銭と6日続伸。6日続伸は今年初めてとなる。東証1部の売買高概算は20億7480万株、売買代金概算は2兆4182億1000万円。値上がり銘柄数は1011、対して値下がり銘柄数は718、変わらずは154銘柄だった。売買代金は盛り上がらず、5月に入ってからの最低水準だった。
 きょうの東京市場は、前日の米国株市場ではNYダウがほぼ横ばいで着地するなど方向感を欠いたこともあって、前場はやや利益確定売りに押される展開だった。しかし、後場に入ると日銀の金融政策決定会合を受けて買いが優勢に。金融政策は現状維持だったが、景気の現状判断を上方修正したことを受けて投資家心理が改善した。スピード警戒感はあるものの押し目待ちに押し目なしの展開で、日経平均は5月に入りここまで下落した日はわずか2営業日にとどまっている。
 個別では、ソフトバンク<9984.T>ダイキン<6367.T>が物色人気。三陽商<8011.T>が値を飛ばし、日コンベヤ<6375.T>、ネクスト<2120.T>も急伸。日カーボン<5302.T>ボルテージ<3639.T>も値を飛ばしている。山一電機<6941.T>も大きく上値を伸ばした。一方、西武HD<9024.T>が急落、すかいらーく<3197.T>も大幅安。MS&AD<8725.T>が値を下げ、タカラレーベン<8897.T>も売られた。味の素<2802.T>、オープンハウス<3288.T>も軟調。


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
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