東京株式(大引け)=232円安、先物主導で後場一段安

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2015/04/17 16:05
 17日の東京株式市場は前日の欧米株の軟調に加え、為替が円高傾向に振れたこともあって売り優勢、後場に入ると一段安に売られた。
 大引けの日経平均株価は前日比232円89銭安の1万9652円88銭と急反落。東証1部の売買高概算は26億8328万株、売買代金概算は2兆9720億円。値上がり銘柄数は461、対して値下がり銘柄数は1301、変わらずは119銘柄だった。全体の約7割の銘柄が下落した。安値圏では押し目買いも旺盛で、売買代金は3兆円近くまで膨らんだ。
 きょうの東京市場は、ギリシャの金融支援問題に対する不透明感から欧米株市場が総じて安く、為替も円高傾向に振れたことから上値を買う動きに慎重なムードが漂った。企業の3月決算発表が来週から本格化することもあって、これを見極めたいとの思惑も働いている。後場に入ると先物主導で売り圧力が強まり、日経平均は下げ幅を広げた。ただ、主力株の下値では買い向かう動きもみられ、自動車株が強さをみせたほか、内需では銀行株が前日に続き買いを集めた。
 個別では、ソニー<6758.T>が安く、ファナック<6954.T>も売られた。村田製<6981.T>が急落。ドンキホーテHD<7532.T>アニコムHD<8715.T>も大きく値を下げた。三越伊勢丹<3099.T>の下げもきつい。半面、三菱UFJ<8306.T>が売買代金トップで堅調、三井住友<8316.T>も活況裏に買われた。クボテック<7709.T>がストップ高、図書印<7913.T>あみやき<2753.T>も値を飛ばした。伊藤忠<8001.T>出光興産<5019.T>も物色人気に。


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
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