<私の相場観>=松井証券・シニアマーケットアナリスト 窪田 朋一郎氏
米国景気は寒波の影響から逃れて、ここ強い経済指標が目立つ。4月の雇用統計の発表などでも強い数字が期待できそうだが、先のFOMC後のイエレンFRB議長の発言を受け、テーパリングや利上げのタイミングに思惑が錯綜、景気実勢との兼ね合いが考慮される段階だけに、株式市場への影響も見極めにくくなっている。
また、早期利上げの思惑はレパトリエーションを想起させ、新興国からの資金流出懸念はリスクオフの流れ形成につながる。ウクライナを巡る地政学的リスクも加え、4月新年度相場はいったん下値を試す場面もありそうだ。ここから軟化した場合、日経平均は1万3500円ラインへの下値模索を想定している。
国内に目を向けると消費増税の逆風に対し、アベノミクスは賞味期限切れの状況。特効薬としては日銀の追加緩和だが、これは4月の段階で踏み込むのは難しく、本格的な株価の上昇は5月以降にずれ込みそうだ。成長戦略も短期的には、なかなか実態経済に反映されず、当面は公共投資への注力など、分かりやすい範囲で銘柄選別の動きが強まりそうだ。
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
また、早期利上げの思惑はレパトリエーションを想起させ、新興国からの資金流出懸念はリスクオフの流れ形成につながる。ウクライナを巡る地政学的リスクも加え、4月新年度相場はいったん下値を試す場面もありそうだ。ここから軟化した場合、日経平均は1万3500円ラインへの下値模索を想定している。
国内に目を向けると消費増税の逆風に対し、アベノミクスは賞味期限切れの状況。特効薬としては日銀の追加緩和だが、これは4月の段階で踏み込むのは難しく、本格的な株価の上昇は5月以降にずれ込みそうだ。成長戦略も短期的には、なかなか実態経済に反映されず、当面は公共投資への注力など、分かりやすい範囲で銘柄選別の動きが強まりそうだ。
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
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