<クローズアップ> 「土用の丑の日」接近! ウナギ関連株を追う(1)
7月22日の「土用の丑の日」を来週に控え、ウナギの需要が最盛期を迎えている。稚魚であるシラスウナギの不漁が続き価格は高騰の一途だが、日本人にとってこの時期のウナギは必要不可欠な存在だけに需要は衰える気配がない。養殖を手掛ける企業や、独自ルートでウナギの販売を強化する企業、代替製品を開発する企業群をシーズンストックの側面からピックアップしてみたい。
乱獲や地球温暖化による生態系の変化などから、ウナギの漁獲量は年々減少の一途をたどっている。養殖に使用される稚魚の取引価格も高騰、水産庁が今月発表したウナギの稚魚1キログラム当たりの今年の取引価格は247万8000円と昨年の214万8000円を大きく上回る状況となっている。
稚魚であるシラスウナギは今年で4期連続で不漁となるが、今後の漁獲量回復のメドは立っていない。この深刻な状況を打開すべく、今年春には中国・上海でウナギの養殖が活発な日本、中国、台湾による3国での非公式協議を実施している。次回の会合は9月に実施が予定されているが、養殖場数の制限やニホンウナギの代替としてインドネシア種など別種のウナギの養殖など資源管理体制の強化策が話し合われており、ウナギの資源枯渇を避けるべく世界的にも取り組みの動きを活発化させている。
ニホンウナギについては、国際自然保護連合(IUCN)も絶滅危惧種としてレッドリストに載せるかどうかの検討を始めており、ウナギの生態系の研究を進め国内養殖の育成も急務となっている。
水産総合研究センターでは世界で初めてウナギの完全養殖に成功しており、本格的な実用化に動きだしている。さらに水産庁では危機打開のため養殖業者を支援する動きも打ち出している。
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
乱獲や地球温暖化による生態系の変化などから、ウナギの漁獲量は年々減少の一途をたどっている。養殖に使用される稚魚の取引価格も高騰、水産庁が今月発表したウナギの稚魚1キログラム当たりの今年の取引価格は247万8000円と昨年の214万8000円を大きく上回る状況となっている。
稚魚であるシラスウナギは今年で4期連続で不漁となるが、今後の漁獲量回復のメドは立っていない。この深刻な状況を打開すべく、今年春には中国・上海でウナギの養殖が活発な日本、中国、台湾による3国での非公式協議を実施している。次回の会合は9月に実施が予定されているが、養殖場数の制限やニホンウナギの代替としてインドネシア種など別種のウナギの養殖など資源管理体制の強化策が話し合われており、ウナギの資源枯渇を避けるべく世界的にも取り組みの動きを活発化させている。
ニホンウナギについては、国際自然保護連合(IUCN)も絶滅危惧種としてレッドリストに載せるかどうかの検討を始めており、ウナギの生態系の研究を進め国内養殖の育成も急務となっている。
水産総合研究センターでは世界で初めてウナギの完全養殖に成功しており、本格的な実用化に動きだしている。さらに水産庁では危機打開のため養殖業者を支援する動きも打ち出している。
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
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