<私の相場観>=第一生命経済研究所・主任エコノミスト 桂畑 誠治氏
全般相場は一段と上値期待が強まっている。日本企業に先駆けて発表が始まった米国の4~6月期決算は、米大手金融機関などの好決算が早速、邦銀への連想買いを誘うなど好循環がみられるが、今後についても市場の事前見通しが慎重だったこともあって、総じてマーケットコンセンサスに対し上振れ余地が大きい。
また、今月下旬から始まる国内企業決算も風向きは決して悪くない。日銀短観ベースで95円前後となっている為替前提も実勢はそれより円安に振れており、企業業績を後押しする。中国経済も4~6月のGDP伸び率が7.5%と減速しているとはいえ、政府目標値と合致する水準で、ネガティブな印象は伴わない。
目先の鬼門は17日と18日に行われるバーナンキFRB議長の議会証言であり、ちょっとしたコメントの変化が波乱にもつながりやすい。ただ、ここで市場との対話に成功し、米国株をうまく高みに誘導できるようであれば、日本株にも好影響をもたらす。良いほうに傾けば、日経平均は7月中にも5月22日の年初来高値1万5627円(引け値ベース)払拭が可能と思われる。
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
また、今月下旬から始まる国内企業決算も風向きは決して悪くない。日銀短観ベースで95円前後となっている為替前提も実勢はそれより円安に振れており、企業業績を後押しする。中国経済も4~6月のGDP伸び率が7.5%と減速しているとはいえ、政府目標値と合致する水準で、ネガティブな印象は伴わない。
目先の鬼門は17日と18日に行われるバーナンキFRB議長の議会証言であり、ちょっとしたコメントの変化が波乱にもつながりやすい。ただ、ここで市場との対話に成功し、米国株をうまく高みに誘導できるようであれば、日本株にも好影響をもたらす。良いほうに傾けば、日経平均は7月中にも5月22日の年初来高値1万5627円(引け値ベース)払拭が可能と思われる。
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
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