<マーケットアイ> 風向き変わる半導体装置関連、14年3月期業績は軒並み回復へ(1)
先週17日の東京株式市場は朝方安く始まったものの、その後押し目買いに切り返す展開となった。引き続き旺盛な買い意欲に支えられ、前日に高値警戒感からにわかに波乱含みの動きとなったものの、今のマーケットは容易にバランスが崩れない。海外資金の執拗な買いを背景に頑強な展開を続けているが、その底流には14年3月期企業業績の回復期待がある。特に、業績変化率の高いセクターとして、半導体製造装置関連に注目する動きが次第に強まってきている。
半導体製造装置業界は前期、前々期と逆境に遭遇した。パソコン需要の低迷などにより、半導体メーカーが相次いで設備投資を抑制する動きをみせたため、これが収益環境に強い向かい風となって2期にわたり業績低迷を余儀なくされる企業が相次いだ。
しかし、前期を底に環境は好転しており、風向きはここにきて大きく変わりつつあるようだ。
スマートフォンの需要が一段と増勢で、大手半導体メーカーを中心にモバイル分野の設備投資を積み増す動きが顕在化している。これが装置メーカーの業績に明るさをもたらせている。
実際、環境の好転は昨年からその兆候が出ている。製造装置大手8社合計の受注額は昨年7~9月期に1859億円で底を入れ、10~12月期には2119億円と7~9月期比で13.9%の伸びを示した。
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
半導体製造装置業界は前期、前々期と逆境に遭遇した。パソコン需要の低迷などにより、半導体メーカーが相次いで設備投資を抑制する動きをみせたため、これが収益環境に強い向かい風となって2期にわたり業績低迷を余儀なくされる企業が相次いだ。
しかし、前期を底に環境は好転しており、風向きはここにきて大きく変わりつつあるようだ。
スマートフォンの需要が一段と増勢で、大手半導体メーカーを中心にモバイル分野の設備投資を積み増す動きが顕在化している。これが装置メーカーの業績に明るさをもたらせている。
実際、環境の好転は昨年からその兆候が出ている。製造装置大手8社合計の受注額は昨年7~9月期に1859億円で底を入れ、10~12月期には2119億円と7~9月期比で13.9%の伸びを示した。
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
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