<クローズアップ> 海外戦略本格化する即席めんメーカー(1)
世界の即席めんメーカー175社が加盟する業界団体、世界ラーメン協会(WINA)によると、12年に世界で販売された即席めんは1014億食と97年の調査開始以来初めて1000億食の大台を突破した。アジアから欧米へと需要が広がり、過去15年間で実に2.5倍に増加、さらに4年後には1500億食を超えると予測されており、関連銘柄にはビジネスチャンスが広がっている。
インスタントラーメンは58年に日清食品の創業者、安藤百福氏が「チキンラーメン」を開発して以来、日本の国民食の一つとして親しまれてきた。現在では味のバリエーションが増したことで、麺食文化が浸透しているアジアだけでなく、ラーメンを食べる習慣がなかった欧米でも売り上げを伸ばしている。近年の日本食ブームも追い風に、世界中に市場が拡大している。
12年の実績を見ると、やはり人口13億人の巨大市場を抱える中国が全体の40%を超える約440億食でトップ。次いでインドネシアの約141億食、3位は日本約54憶食だった。以下、ベトナム、インド、アメリカ、韓国、タイ、フィリピン、ブラジル、ロシア、ナイジェリア、マレーシアと続く。上位は華僑が多く住み、麺料理が深く浸透するアジア圏の国々が占めている。
増加率をみるとインドが前年比24%増と急増、過去5年間では15億食から44億食へ3倍になった。次いでブラジルが前年比8%増の23億食強と伸びが大きく、過去5年間では4割近く増加。ベトナムやタイも5年間で2~4割の伸びを示している。経済発展の著しい新興国では働く女性が増え、簡単な食事の需要が高まるなど、生活スタイルの変化が消費拡大の背景にあるようだ。
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
インスタントラーメンは58年に日清食品の創業者、安藤百福氏が「チキンラーメン」を開発して以来、日本の国民食の一つとして親しまれてきた。現在では味のバリエーションが増したことで、麺食文化が浸透しているアジアだけでなく、ラーメンを食べる習慣がなかった欧米でも売り上げを伸ばしている。近年の日本食ブームも追い風に、世界中に市場が拡大している。
12年の実績を見ると、やはり人口13億人の巨大市場を抱える中国が全体の40%を超える約440億食でトップ。次いでインドネシアの約141億食、3位は日本約54憶食だった。以下、ベトナム、インド、アメリカ、韓国、タイ、フィリピン、ブラジル、ロシア、ナイジェリア、マレーシアと続く。上位は華僑が多く住み、麺料理が深く浸透するアジア圏の国々が占めている。
増加率をみるとインドが前年比24%増と急増、過去5年間では15億食から44億食へ3倍になった。次いでブラジルが前年比8%増の23億食強と伸びが大きく、過去5年間では4割近く増加。ベトナムやタイも5年間で2~4割の伸びを示している。経済発展の著しい新興国では働く女性が増え、簡単な食事の需要が高まるなど、生活スタイルの変化が消費拡大の背景にあるようだ。
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
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