【9月26日】円安一服、米朝関係悪化で小休止 20100円-20400円のレンジを想定◆あすなろ投資顧問 加藤あきら◆

著者:加藤あきら
投稿:2017/09/26 08:46

円安一服、米朝関係悪化で小休止

週明け25日のNY株式市場は下落。北朝鮮情勢の緊迫化懸念が相場を圧迫。ニューヨーク連銀のダドリー総裁が朝方の講演で物価上昇が進むとの見方を示し金融政策が正常化に向かうことを強調したことや、シカゴ連銀が発表した8月の全米活動指数が3カ月ぶりのマイナスとなったことなどが重石、序盤は前週末終値をやや下回る水準で推移。その後、北朝鮮の外相が、トランプ大統領がツイッターに「小さなロケットマンの考えに共鳴するのなら、彼らは長く続かないだろう」と書き込んだことに対して「明確な宣戦布告だ」と強く反発し、北朝鮮には米爆撃機を撃ち落とす権利があるなどと発言したことから北朝鮮を巡る地政学リスクが意識され、ダウは一時130ドル安まで下げ幅を拡大しました。ダウは3日続落となるが、エネルギー株の上昇が相場を下支えし、引けにかけて下げ幅を縮小。フェイスブックやアップル、アマゾン、マイクロソフト、エヌビディアなど主力株の下落が響き、ナスダック指数は大きな下げ幅となった。



本日の日経平均は小幅安と読む。騰落レシオ(25日)125.64%(前日比12.47%上昇)が120%を超え過熱が有り、加えて円安一服で米朝関係悪化で反落するも9月期末権利付き最終売買日であり下値は限定的。CME日経平均先物の終値は2万0180円で、昨日の東京市場の日経平均終値2万0397円と比べ220円程安い水準。現在シカゴグローベックス先物は終値から25円高い、20205円で推移。

9月末の配当落ち分は概算で約140円程度、配当分を埋めれるかが今の相場を占う強弱ポイント

外資系証券経由の注文状況 差し引き430万株の買い越し

買い注文 1650万株
売り注文 1220万株


日経平均株価と上下の節目
 
 2万0545円 窓上限(15年8月18日安値)
 2万0481円 直近高値(21日)
●2万0397円 昨日終値
 2万0330円 5日線
 2万0180円 CME日経平均先物
 1万9933円 窓下限(9月15日高値)


本日の予定
 08:50 
 日銀金融政策決定会合の議事要旨(7月19~20日開催分)


海外
7月の米S&Pケースシラー住宅価格指数
8月の米新築住宅販売件数
9月の米消費者信頼感指数

イエレンFRB議長、レイナードFRB理事、地区連銀総裁など米
金融当局者が講演

配信元: 達人の予想