【9月21日予想】連日年初来高値更新の日経平均。いま気になる業種はコレ!= フェアトレード 西村剛

著者:西村剛
投稿:2017/09/20 19:09

いったん利益確定の流れか

9月20日の日経平均の動き:

20日の日経平均は3日続伸、前日比11円08銭高となり連日の年初来高値更新となった。
総選挙が行われるとの観測から安倍政権による政策続行の期待が高まり、海外投資家からの買いが流入した。
反面、連日の大幅上昇ということで利益確定売りも出て、一時下げに転じる場面も見られた。


9月20日15時時点の為替相場:

円相場は、20日15時13分時点では1ドル=111円36~37銭と、前日17時時点に比べ34銭の円高・ドル安水準で推移。
これまで大幅な円安が進行していたが、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控え持ち高整理のドル売りが先行、円の買い戻しが続いている。
前日比で円高に向かっているため日本株の上昇圧力が弱まってもおかしくない状況であることから、9月21日の日本株は【大幅安になる】と予測する。


9月21日の相場の見通し:

為替が円高方向に進んでいる今、円高の進行により下落するおそれのある外需株への投資はリスクが高いと考えられる。
そのような状況では以下に挙げるような、過去の統計上、円高時に株価上昇しやすかった銘柄に注目したい。

<円高メリット業種>
※2003~2005年の円高進行時において特に上昇傾向が強かった業種

1.石油・石炭製品(前週比+5.77%)
2.建設(同+2.38%)
3.ガラス・土石製品(同+1.88%)
4.鉄鋼(同+0.82%)

これらのうち鉄鋼業は、前週との比較で上昇率が緩やかで出遅れ感があることから、これから人気化する可能性があると考えられる。
西村剛
フェアトレード株式会社 代表取締役
配信元: 達人の予想