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◎〔NY石油〕WTI、続伸(13日)

 【ニューヨーク時事】13日のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、米国内外の需給引き締まり期待が高まる中で買われ、続伸した。米国産標準油種WTIの10月物の清算値は前日比1.07ドル(2.22%)高の1バレル=49.30ドルと、中心限月ベースで8月9日以来約1カ月ぶりの高値を付けた。11月物は1.00ドル高の49.75ドルとなった。
 国際エネルギー機関(IEA)が13日発表した9月の石油市場月報で、「欧州と米国を中心に想定よりも強い需要の伸びが見込まれる」として、2017年の世界の石油需要増加幅が日量160万バレルになるとの見通しを示し、前回予想の日量150万バレルから上方修正した。これを受けて、需給緩和懸念が後退したことから、原油は13日未明から買われ、上昇していた。
 米エネルギー情報局(EIA)が午前中に発表した週間在庫統計では、テキサス州に上陸したハリケーン「ハービー」の影響で主要な石油精製施設が一時稼働停止を余儀なくされたことを受け、ガソリン在庫が前週比840万バレル減、ディスティレート(留出油)在庫も320万バレル減(同150万バレル減)と、いずれも市場予想を大きく上回る取り崩しとなった。原油在庫は590万バレル増と予想を上回る積み増しだったものの、主要な石油精製施設が既に操業を再開していることなどが考慮されたため、石油製品の需給引き締まりに目が向かい、原油相場は一段と上げ幅を拡大した。
▽ガソリン=反落。在庫統計の発表後は一時値を上げたものの、その後は利益確定の売りなどに押された。中心限月の10月物の清算値は0.90セント安の1ガロン=164.73セント。▽ヒーティングオイル=反発した。10月物の清算値は2.79セント高の1ガロン=176.85セント。(了)
[時事通信社]
配信元:時事通信