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◎〔NY石油〕WTI、続伸(13日午前)

 【ニューヨーク時事】13日午前のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、需給引き締まり観測が強まる中、続伸している。米国産標準油種WTIの中心限月10月物は午前9時45分現在、前日清算値比0.40ドル高の1バレル=48.63ドル。
 国際エネルギー機関(IEA)がこの日発表の石油市場月報で、世界的に旺盛な需要や石油輸出国機構(OPEC)加盟国・非加盟国による減産で、世界の石油余剰が縮小し始めているとの見解を示したことが好感されている。IEAは2017年の石油需要の増加幅を前年比で日量160万バレルと見込み、前回予想の日量150万バレル増から上方修正。「欧州と米国を中心に想定よりも強い需要の伸びが見込まれる」と分析した。また、OPECが18年の世界の石油需要見通しを上方修正したことや、米エネルギー情報局(EIA)が17年と18年の原油生産量見通しを下方修正したことも相場を支えている。
 市場はこの後に発表されるEIAの在庫週報にも注目している。ロイター通信の拡大版調査によると、8日までの1週間の米原油在庫は前週比320万バレル増と2週連続の積み増しとなったもよう。米石油協会(API)が前日夕に公表した原油在庫週報では、前週比620万バレル増と、増加幅が市場予想の約2倍に達した。アナリストによると、ハリケーン「ハービー」と「イルマ」の襲来により、数週間は在庫統計の全体像がつかめない可能性があるという。(了)
[時事通信社]
配信元:時事通信