ポジション調整主体の動き
昨晩は、税制改革の前進期待、債務上限問題に対する楽観的な観測からドル買戻し(リスク回避の後退)の動きが強まったとの論調が目につきましたが、NY株の上昇幅(一時200ドル超の上昇も。終値前日比196ドル高)に比し、ドル/円の戻しは大したことがなく(本当に市場が冒頭の件について織り込んで動いたとしたら、軽く110円を突破していたと考えられます)、所詮はジャクソンホールミーティングを前にしたポジション調整の動きではなかったかと思います。
なお、先週末のバノン氏辞任報道時、「市場はリスクオフの回避を好感し・・・」との論調が目につきましたが、トランプ氏の性格からしてすぐに口撃を止めるとは思えず(保守強硬派のバノン氏がトランプ大統領に与えた影響は大きいとされたものの、氏の辞任後もトランプ大統領の口禍のリスクは健在ですし、トランプ大統領誕生の立役者の辞任はむしろトランプリスクと言えるのでは?)、何かこのところの市場の動きは腑に落ちない解釈が多くなっているように感じているのは私だけでしょうか。
いずれにしても金曜日のイエレン議長・ドラギECB総裁講演が終わるまで(イエレン議長については追加の利上げに対する何らかの示唆)ポジション調整主体の動きが続きそうです。
なお、先週末のバノン氏辞任報道時、「市場はリスクオフの回避を好感し・・・」との論調が目につきましたが、トランプ氏の性格からしてすぐに口撃を止めるとは思えず(保守強硬派のバノン氏がトランプ大統領に与えた影響は大きいとされたものの、氏の辞任後もトランプ大統領の口禍のリスクは健在ですし、トランプ大統領誕生の立役者の辞任はむしろトランプリスクと言えるのでは?)、何かこのところの市場の動きは腑に落ちない解釈が多くなっているように感じているのは私だけでしょうか。
いずれにしても金曜日のイエレン議長・ドラギECB総裁講演が終わるまで(イエレン議長については追加の利上げに対する何らかの示唆)ポジション調整主体の動きが続きそうです。