ジャクソンホール会議でのドラギ総裁とイエレン総裁の発言に注目

著者:遠藤寿保
投稿:2017/08/23 10:35

ドラギECB総裁は、資産購入プログラムの終了に言及するか

今回のジャクソンホール会議では、8/25(金)の23時にイエレンFRB議長発言・28時にドラギECB総裁の発言が予定されている。やはり注目は、ドラギECB総裁の発言である。直近のニュースでは、ECBとして資産購入プログラム終了に関する発言はないとされているが、蓋を開けるまではわからない。事前のユーロ上昇を抑えるためのECBコメントの可能性もある。資産購入プログラム終了を示唆した場合は、月曜の朝は、ユーロ円・ユーロドルは窓を開けて上昇になるかもしれない。

マーケットコンディション

昨日のドル円は、108.95円で始まると、東京時間は、朝鮮半島での米韓合同軍事演習からの警戒の中、109円台前半で小動きとなった。ロンドン時間、欧州株が堅調、米長期金利の上昇などでドルの買戻しが先行し、ドル円は109.48円まで上昇。NY時間、「トランプ政権は税制改革に関して進展しているようだ」とのニュースや、米8月リッチモンド連銀製造業指数が14(予想10)と上振れ、ドル円は109.54円まで上昇。その後、NYダウ平均や日経平均先物が上昇すると、ドル円は109.65円まで上昇し、109.56円でクローズをむかえた。

ドル円、ジャクソンホール会議控えながら、戻りを試すか。

北朝鮮情勢に対する警戒感が一服感で、ドルの買い戻しとなった。北朝鮮情勢は解決したわけではないので、積極的に買うまでには至っていない。今週末のジャクソンホール会議が読みきれない点を考慮すると、今週は戻りがどこまでか試す展開か。

☆戦略

◎ドル円 様子見

ポジション・指値 なし
注)本日の予想は8月23日10:30に寄稿したものです。売買戦略は、あくまで参考であり、取引の推奨や利益を保証するものではありません。また、上記レートは弊社外貨exの提示したレートを参考にしたもので、実際の取引可能なレートと異なる場合があります。
遠藤寿保
YJFX! FXエバンジェリスト
配信元: 達人の予想