ドル円、売り要因が強く、再度108円台目指すか。

著者:遠藤寿保
投稿:2017/08/18 09:36

マーケットコンディション

昨日のドル円は、110.16円で始まると、東京時間は、FOMC議事要旨による米国の年内利上げ観測の後退を背景に、109.66円まで下落となった。その後は109円台後半で上値が重く推移。ロンドン時間、ユーロの下落や米10年債利回りの回復を受け、ドル円は一時110.35円まで上昇となった。NY時間、「コーンNEC委員長が辞任する」との噂が広まるとトランプ政権に対する懸念から、一時ドル円は109.62円まで下落となったが、ホワイトハウスが辞任を否定すると110円台に回復。しかし、その後NYダウ平均や日経平均先物が下落するとドル円は109.44円まで下落し、109.56円でクローズをむかえた。

ドル円、売り要因が強く、再度108円台目指すか。

北朝鮮情勢は一旦緩和となったが、トランプ政権に対する懸念の再発や米国の年内利上げ観測の後退など、ドル売り材料で、日本時間には109.31円まで下落となっている。戻り高値が114.49円から108.71円の38.2%で達成感が出たこともあり、目先は再度108円台を試しそうである。

☆戦略

◎ドル円 様子見

ポジション なし
109.90円買い→110.34円決済(+0.44pips)

注)本日の予想は8月18日9:35に寄稿したものです。売買戦略は、あくまで参考であり、取引の推奨や利益を保証するものではありません。また、上記レートは弊社外貨exの提示したレートを参考にしたもので、実際の取引可能なレートと異なる場合があります。
遠藤寿保
YJFX! FXエバンジェリスト
配信元: 達人の予想