午前:債券サマリー 先物は小反落、高値警戒感が上値を抑える

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2017/08/17 11:44
 17日午前の債券市場で、先物中心限月9月限は小反落。米債券高を受けて買い先行で始まったが、高値警戒感が意識されるなか徐々に売りが優勢となった。

 債券先物は朝方に、一時150円72銭まで上昇。米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を受けた米利上げペースの鈍化思惑やトランプ米政権の政策運営に対する不透明感の強まりを背景に、16日の米市場で債券が買われた流れを引き継いだ。ただ、債券先物は前日まで5日続伸していることから上値に対して慎重ムードがあり、この日は5年債入札が実施されることも手控えにつながった。

 午前11時の先物9月限の終値は前日比2銭安の150円66銭。出来高は8050億円だった。現物債市場では新発2年債や新発5年債、新発10年債、新発40年債の取引がまだ成立しておらず、20年債の利回りは前日に比べ横ばいの0.565%、30年債は同横ばいの0.860%だった。


出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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