[8月16日版]【大幅安となる】日本株急反発! でも・・・

著者:中原良太
投稿:2017/08/15 23:18

【日本株急反発! でも・・・】

8月15日の日経平均は大幅高となり、1日を終えました。

東証一部の業種別で見ると、
全33業種中値上がりしたのは31業種となり、
値下がりした2業種となりました。

また、日経平均は前日比216円21銭高となりました。

15日の日本株市場は、
北朝鮮に対する地政学リスクが落ち着き、

相場全体が大幅高となりました。

為替も円安が進行し、
1ドル=110円台の水準にまで、
為替レートが戻ってきています。

日本株市場に吹いていた逆風が、
止みつつあるような印象です。

一方、、、

今回の株価反発が終わり、
円安やらリスク後退といったことは、
すでに織り込まれたと考えて良さそうです。

これから日本株が続伸するには、
さらなる買い材料が欲しい所ですが、、、

その実、日経平均先物も若干売りが先行しており、
どちらかというと売りが優勢な状況。

そう考えると、日本株の続伸は、
あまり見込めないと考えられるでしょう。。

相場の上昇が期待しづらい、
今のような状況では、

これまで値上がりしてきた株ほど、
利益確定のために売られやすいと考えられます。

よって、こういった銘柄には、注意しておく必要があるでしょう。

ちなみに、ここ1ヶ月で堅調な業種は、以下の3業種です。

【ここ1ヶ月で堅調な業種別株価指数】
◯ 非鉄金属(前月比+4.54%)
◯ 石油・石炭製品(同+4.47%)
◯ 小売業(同+3.78%)

以上の3業種については、
ここ1カ月で大きく上昇してきているため、
短期的には利益確定されやすいと考えられます。

今のところのCME先物市場の動向を見ると、
8月15日21時18分現在でCME日経平均先物は対日経平均比-28円。
やや弱気な動きを続けています。

何らかの買い材料が出ない限り、
上昇は難しいかもしれません。

今のところは、あまり資金を投入せず、
様子見したいところ。

8月15日のスタンスとしては、【大幅安になる】と弱気で臨みます。
中原良太
株式会社テラス システムトレード開発者
配信元: 達人の予想