連休中、世界の市場はこう動いた=米朝対立激化で円高進行、シカゴ日経平均先物は1万9395円

配信元:株探
投稿:2017/08/13 19:34
 山の日の祝日で日本市場が休場となった11日、世界の株式市場は北朝鮮をめぐる緊張の高まりからリスクオフが進行。NYダウは小幅反発したものの、為替は円高が進行。シカゴの日経平均先物9月限は1万9395円と、10日の現物終値1万9729円を大きく下回って取引を終えている。

 10日の米国株式市場は大幅安。米朝間の対立激化が嫌気され売りが先行。NYダウ、ナスダック総合指数、S&P500の主要3指数が急落。為替市場では円が買われ、1ドル=109円台前半までドル安・円高が進んだ。

 11日のアジア株式市場、欧州株式市場でも株安の流れは止まらず、上海総合指数は1.59%安とマドをあけて急落。韓国総合指数は4日続落で5月24日以来の安値をつけた。欧州株式市場も独DAX指数や英FTSE100など主要指数が軒並み下落した。ただ、米国株式市場ではこの日に発表された7月の米消費者物価指数の伸びが市場予想を下回ったことから年内利上げ観測が後退。NYダウは小反発した。ドル円は一時1ドル=108円70銭台と、4月20日以来のドル安・円高水準をつけた。

 11日のシカゴ日経平均先物9月限は1万9395円で取引を終了。10日の現物終値1万9729円を300円以上下回っている。

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