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リスク回避、弱い米指標で円高進む

米・7月生産者物価指数予想外のマイナス

昨日の海外時間には、北朝鮮情勢を巡る緊張が高まる中リスク回避の動きが進んだ事に加え、発表された米・7月生産者物価指数が前月比で予想外のマイナスとなったことからドル売りが強まりました。


欧州時間、米長期金利が緩やかに低下したことから円買いが優勢となって、ドル円は109.80円台まで下落しました。一方、東京時間からじり安となっていた流れを受けてユーロは売られ、ユーロドルは1.1700台まで、ユーロ円は128.50円台まで下落しました。その後も米長期金利の低下が続き、全般的にドル売りが優勢となると、ドル円は109.70円台まで下落し、ユーロドルは1.1730台まで反発しました。

NY時間にはいって、発表された米・7月生産者物価指数(前月比)が予想外のマイナスとなったことから米長期金利が一段と低下しドル売りが続き、ドル円は109.40円台まで、ユーロ円は下落し、ユーロドルは1.1740台まで上昇しました。

その後ダドリーNY連銀総裁が「インフレは中期的には当局の目標である2%に向かって上昇すると予想している」などと述べると米長期金利がやや反発し、ドル円が下げ止まる中ユーロ売りが強まって、ユーロドルは1.1710台まで、ユーロ円は128.20円台まで下落しました。

NY時間午後にかけて、日経平均先物の下落が続く中米長期金利も再び低下するとドル売りが強まって、ドル円は109.10円台まで下落幅を拡大し、ユーロドルは1.1760台まで上昇しました。

NY時間引けにかけて、NYダウが下落幅を拡大すると、ユーロ買いが強まって、ユーロドルは1.1780台まで、ユーロ円は128.70円台まで上昇しました。

東京時間にはいってからは、円買いが優勢となってドル円は約2ヶ月ぶりの109円割れとなっています。

今日の海外時間には、米・7月消費者物価指数の発表と、カプラン・米ダラス連銀総裁、カシュカリ・米ミネアポリス連銀総裁の講演が予定されています。

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高野やすのり (たかのやすのり)

(株)FXプライムbyGMOチーフストラテジスト