[8月8日版]【大幅安となる】日経平均2万円回復したが、これから反落か?

著者:中原良太
投稿:2017/08/07 22:07

日経平均2万円回復したが、これから反落か?】

8月7日の日経平均は大幅高となり、1日を終えました。

東証一部の業種別で見ると、
全33業種中値上がりしたのは28業種となり、
値下がりした5業種となりました。

また、日経平均は前日比103円56銭高となりました。

先週末に発表された7月の米雇用統計は、
好調な内容だったこともあり、ドル高・円安が進行。

これを受け、日本株市場は、
好調な推移となりました。

一方、直近は円安進行が一服しており、

相場上昇直後ということもあって、
利益確定目的の売りが強まってもおかしくない頃合い。

そう考えると、8月8日は、
短期的に売り優勢の動きが
目立つ1日となると考えられるでしょう。

相場の上昇が期待しづらい、
今のような状況では、

これまで値上がりしてきた株ほど、
利益確定のために売られやすいと考えられます。

よって、こういった銘柄には、注意しておく必要があるでしょう。

ちなみに、ここ1ヶ月で堅調な業種は、以下の3業種です。

【ここ1ヶ月で堅調な業種別株価指数】
◯ 空運業(前月比+8.40%)
◯ 非鉄金属(同+5.65%)
◯ 繊維製品(同+5.32%)

以上の3業種については、
ここ1カ月で大きく上昇してきているため、
短期的には利益確定されやすいと考えられます。

今のところのCME先物市場の動向を見ると、
8月7日19時33分現在でCME日経平均先物は対日経平均比-21円。
やや弱気な動きを続けています。

これは日本株市場にとっては、
売り手がかりであると考えられますので、

短期的な反落には要注意です。

何らかの買い材料が出ない限り、
上昇は難しいかもしれません。

急落する可能性も踏まえ、
今のところは、あまり資金を投入せず、様子見したいところ。

8月8日のスタンスとしては、【大幅安になる】と弱気で臨みます。
中原良太
株式会社テラス システムトレード開発者
配信元: 達人の予想