来週の為替相場見通し=米7月雇用統計を意識の展開に

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2017/07/28 17:58
 来週の外国為替市場のドル円相場は、週末の米雇用統計を意識する展開となりそうだ。予想レンジは1ドル=109円80~112円80銭。

 来週は注目の経済指標が目白押しの状態。31日には米6月中古住宅販売仮契約、中国7月製造業PMI、8月1日に米7月ISM製造業景況感指数、2日に米7月ADP雇用統計、3日に米7月ISM非製造業景況感指数、そして4日に米7月雇用統計がある。市場は米追加利上げと米連邦準備制度理事会(FRB)のバランスシート縮小論議の行方を注視している。日本の量的緩和政策は長引く見通しであり、日米の金融政策の方向感の違いから110円後半ではドル買い・円売りが流入しているが、来週の米経済指標が弱含みとなれば109円近辺を視野に入れたドル安・円高が進む可能性もある。


出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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