ドル円、上値が重いが売り切れず。

著者:遠藤寿保
投稿:2017/07/28 09:42

マーケットコンディション

昨日のドル円は、111.15円で始まると、東京時間はFOMCでのハト派的声明文もあり、上値が重く110.78円まで下押しし、その後は111円を挟む小動きとなった。ロンドン時間、スイスが、金融緩和政策継続が見込まれる中、スイス・フランがが急落。ドル円は111.44円まで小反発となった。NY時間、米長期金利の上昇を受け、ドル円は111.71円まで上昇となるが、ナスダックが急落し、ムニューシン米財務長官が為替操作国への対応で「為替介入の可能性」を示唆したことなどで、ドル円は110.95円まで下落となり、111.28円でクローズをむかえた。

ドル円、上値が重いが売り切れず。

ドル円は7/21の下落で、日足ベースの一目均衡表での三役好転消滅後、雲の下割れは回避したが、方向感無く推移している。欧州通貨高に対するドル売りがある一方で、日本対その他先進国の金融政策格差による円キャリーが下値をサポート、という状況。上下どちらかにブレイクさせる材料もなく、日柄調整に入ったかもしれない。

☆戦略

◎ドル円 押し目探し

注)本日の予想は7月28日9:40に寄稿したものです。売買戦略は、あくまで参考であり、取引の推奨や利益を保証するものではありません。また、上記レートは弊社外貨exの提示したレートを参考にしたもので、実際の取引可能なレートと異なる場合があります。
遠藤寿保
YJFX! FXエバンジェリスト
配信元: 達人の予想