ドル反発、持続のカギはFOMC声明
昨日のドル/円は、111円台後半へと反発。米経済指標の好結果などを受けて、足元で進んでいた米債高(利回り低下)とドル安に修正の動きが入った。もっとも、本日の米連邦公開市場委員会(FOMC)を前にしたポジション調整とも言える動きであり、ドル高の持続性については、そのFOMC声明がカギを握る事になるだろう。
今回のFOMCでは追加利上げは見送る公算が大きく、イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の会見も行われない。その分だけ市場の視線は声明に注がれる事になり、中でもインフレ見通しの部分に注目が集まろう。なお、6月声明では「インフレ率は短期的には引き続き2%をやや下回るが、中期的には委員会の目標である2%近辺で安定する」と予測した。こうした見通しに変化がなければ、年内の追加利上げとバランスシート縮小開始の方針にも変化なしと受け止められるため、ドルにはもう一段の反発余地があろう。一方、仮にインフレ見通しが下方修正される事になれば再反落は免れないだろう。
今回のFOMCでは追加利上げは見送る公算が大きく、イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の会見も行われない。その分だけ市場の視線は声明に注がれる事になり、中でもインフレ見通しの部分に注目が集まろう。なお、6月声明では「インフレ率は短期的には引き続き2%をやや下回るが、中期的には委員会の目標である2%近辺で安定する」と予測した。こうした見通しに変化がなければ、年内の追加利上げとバランスシート縮小開始の方針にも変化なしと受け止められるため、ドルにはもう一段の反発余地があろう。一方、仮にインフレ見通しが下方修正される事になれば再反落は免れないだろう。