ドル円、下げ一服となるが、バイアスは下方向。

著者:遠藤寿保
投稿:2017/07/25 10:01

マーケットコンディション

昨日のドル円は、111.11円で始まると、東京時間は、米国のロシアゲート疑惑や、日本政局の不透明感からリスク回避の円買いとなり110.76円まで下落。その後111円前後まで買い戻されるが、111円を挟み方向感無く推移。ロンドン時間、再度ドル売り先行となりドル円は110.62円まで下落。NY時間、米長期金利が上昇し、日経平均先物などが買い戻されると、ドル円は111.31円まで買い戻された。6月米中古住宅販売件数は予想を下回るが反応薄となり、ドル円は111.11円でクローズをむかえた。

ドル円、下げ一服となるが、バイアスは下方向。

ドル円は、日足ベースで一目均衡表の雲割れを回避し、十字線で引け、とりあえず下げ一服となった。しかし、反転という雰囲気は無く、バイアスは下方向である。昨日の安値110.62円を割り込むようだと、もう一段の安値がありそうだ。仮に反転となる場合には、114.49円から110.62円の下げに対し38.2%の112.10円レベルの上昇が必要。日・米の政局不安が解消されるかがポイントとなるかもしれない。

☆戦略

◎ドル円 押し目探し

注)本日の予想は7月25日10:00に寄稿したものです。売買戦略は、あくまで参考であり、取引の推奨や利益を保証するものではありません。また、上記レートは弊社外貨exの提示したレートを参考にしたもので、実際の取引可能なレートと異なる場合があります。
遠藤寿保
YJFX! FXエバンジェリスト
配信元: 達人の予想