外為サマリー:一時1ドル110円70銭台へ下落、日米の政情不透明感も警戒

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2017/07/24 10:41
 24日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時過ぎ時点で1ドル=110円91銭前後と前週末午後5時時点に比べ80銭強の大幅なドル安・円高で推移している。

 前週末21日のニューヨーク市場は、米長期金利の低下とNY株安を受け、ドル安・円高が進行。加えて、スパイサー米大統領報道官が辞任したことやロシアゲートによるトランプ政権への懸念の高まりもあり、ドルは一時111円01銭まで下落した。

 週明けの東京市場は依然、軟調な地合い。午前8時以降、ドル売り・円買いが活発化し、111円ラインを割り込んだ。午前9時10分過ぎには一時110円78銭と6月中旬以来、1カ月ぶりの安値水準をつけた。米国に加え、日本でも安倍政権の支持率が低下しており、日米の政治面での不透明感もドル安・円高の要因となっている。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1671ドル前後と同0.0030ドル強のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=129円44銭前後と同60銭強のユーロ安・円高で推移している。


出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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