[7月24日版]【大幅安となる】円高が止まらない、日本株まだまだ下落か?

著者:中原良太
投稿:2017/07/23 17:24

【円高が止まらない、日本株まだまだ下落か?】

7月21日の日経平均は小幅安となり、1日を終えました。

東証一部の業種別で見ると、
全33業種中値上がりしたのは4業種となり、
値下がりした28業種となりました。

また、日経平均は前日比44円87銭安となりました。

21日の日本株市場は、

ロシアゲート疑惑への警戒などもあり、
円高が進行したことが逆風に。

ドル円レートは一気に1ドル=111円台にまで
円高が進行しています。

日本株市場は長期のトレンドで見る限り、
強気の推移を続けていますが、

週明け以降は一度は利益確定売りが先行する可能性が
憂慮されることでしょう。

よってしばらく、
日本株が大きく上昇するのは、
期待しづらいと考えられるでしょう。

よって、

今はあまり大きなリスクを取らず、
慎重に動いておくのが無難と考えられます。

相場の上昇が期待しづらい今のような状況では、

これまで値上がりしてきた株ほど、
利益確定のために売られやすいと考えられます。

よって、こういった銘柄には、注意しておく必要があるでしょう。

ちなみに、ここ1ヶ月で堅調な業種は、以下の3業種です。

【ここ1ヶ月で堅調な業種別株価指数】
◯ 鉄鋼(前月比+13.27%)
◯ 非鉄金属(同+7.21%)
◯ 輸送用機器(同+5.26%)

以上の3業種については、
ここ1カ月で大きく上昇してきているため、
短期的には利益確定されやすいと考えられます。

今のところのCME先物市場の動向を見ると、
7月22日5時59分現在でCME日経平均先物は対日経平均比-135円。
かなり弱気な動きを続けています。

短期的な反落には要注意です。

何らかの買い手がかりが出ない限り、上昇は難しいかもしれません。

急落する可能性も踏まえ、
今のところは、あまり資金を投入せず、様子見したいところ。

7月24日のスタンスとしては、【大幅安になる】と弱気で臨みます。
中原良太
株式会社テラス システムトレード開発者
配信元: 達人の予想