【7月24日予想】円買いが進行。今日気になる業種はコレ!= フェアトレード 西村剛

著者:西村剛
投稿:2017/07/21 19:04

利益確定売りが優勢か

7月21日の日経平均の動き:

21日の日経平均は前日比44円84銭安で反落。
決算発表期であるいま、好業績銘柄には買いが入ったが、その一方で20日のダウ工業株30種平均が下落したことや円高基調で投資家心理が悪化し、上値の重い展開となった。


7月21日15時時点の為替相場:

円相場は、21日15時28分時点では1ドル=111円75~76銭と、前日17時時点に比べ52銭の円高・ドル安水準で推移。
欧州中央銀行のドラギ総裁が今秋に資産購入計画見直しを協議すると伝わっており、ユーロ買い・ドル売りが進んだ流れで円買いに波及、週末を前に持ち高調整の売りが出たことも円の反発を後押しした。
前日比で円高に向かっているため日本株の上昇圧力が弱まってもおかしくない状況であることから、7月24日の日本株は【大幅安になる】と予測する。


7月24日の相場の見通し:

為替が円高方向に進んでいる今、円高の進行により下落するおそれのある外需株への投資はリスクが高いと考えられる。
そのような状況では以下に挙げるような、過去の統計上、円高時に株価上昇しやすかった銘柄に注目したい。

<円高メリット業種>
※2003~2005年の円高進行時において特に上昇傾向が強かった業種

1.石油・石炭製品(前週比+2.03%)
2.建設(同+0.59%)
3.鉄鋼(同+0.10%)
4.ガラス・土石製品(同-1.56%)

これらのうちガラス・土石製品は、前週との比較で下落しており出遅れ感があることから、これから人気化する可能性があると考えられる。
西村剛
フェアトレード株式会社 代表取締役
配信元: 達人の予想