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“虫のいい話”が期待できる局面…!?

◆さらなる下値追いは見られず、押し戻される…

※ご注意:予想期間は7月15日と表示されていますが、本日(7月14日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。


「ハト派」と騒がれましたが、やはり「思ったほどタカ派ではなかった」との見方が正しそうですね。

前日のイエレン証言を機に急落したドル円ですが、そこからさらに下値を追うことはありませんでした。
113円割れではしっかりとドル買いが入り、逆に2.30%割れを回避した米10年国債利回りが「バランスシート縮小は穏やかな金利押し上げ圧力」とのイエレン証言で2.36%台に戻すと、あっさり113円半ばへ押し戻されていきました。
なお“イベントの谷間”ということもあり、昨日発表された米卸売物価指数(+0.1%)/新規失業保険申請件数(24.7万件)の反応は限定されました。

◆米経済指標次第で、再び“大きく揺れ動く”…?

こうしてイエレン証言を機に揺れ動いたマーケットは、一応落ち着いた格好といえます。
しかし「インフレ鈍化は一時的要因」とされるものの、「低インフレが続けば、正常化への道筋を調整」ともされるだけに、本日の米消費者物価指数(CPI)/小売売上高次第では、再び“大きく揺れ動く”といった可能性も否定できないところです。

◆“決め打ちは禁物”も、“虫のいい話”が期待できる…!?

事前予想は「CPI(前月比+0.1%/前年比+1.7%)」「コアCPI(+0.2%/+1.7%)」「小売売上高(前月比+0.1%)」「小売売上高(除自動車:+0.2%)」となっており、ここからの乖離具合がポイントとなります。
現在のマーケットテーマは“金利正常化争い⇒派生する金利格差拡大観測”に傾斜していますので、下回れば“再び、米利上げ観測後退⇒ドル売り”、上回ると“巻き戻し⇒ドル買い”と見るのが自然です。
ただし「金融政策の正常化争いの先頭はドル⇒最後方は円」という図式が変わらない以上、いわゆる“虫のいい話(好内容⇒ドル買い戻し、悪化⇒一旦ドル売りも、下値は限定的)”を期待することも可能な局面でもあります。

もちろん結果次第となるだけに“決め打ちは禁物”、本邦3連休前の週末ということを考えると“流動性の低下”も懸念しておく必要があります。
“不意な揺れ動き”に注意しつつ、“期待は募る局面”と考えたいところです。

◆ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:113.962(7/12高値、大台)
上値4:113.870(7/11~7/13の61.8%戻し、ピボット2ndレジスタンス)
上値3:113.677(7/11~7/13の50%戻し)
上値2:113.616(日足・一目均衡表転換線)
上値1:113.525(7/13高値、ピボット1stレジスタンス)
前営業日終値:113.270
下値1:113.000(大台)
下値2:112.913(ピボット1stサポート)
下値3:112.827(7/5安値、7/13安値)
下値4:112.738(7/4安値、6/30~7/11の50%押し)
下値5:112.648(20日移動平均線)

※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔マーケット・チェック15分Webセミナー〕にて公開。

11:31 ドル円 抵抗・支持ライン追加

更新履歴

  • [ 07月14日11:31 ] 11:31 ドル円 抵抗・支持ライン追加
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武市佳史 (たけちよしふみ)

株式会社マネーパートナーズ チーフアナリスト
配信元:達人の予想