外為サマリー:1ドル112円10銭前後で推移、ユーロが買われる

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2017/06/28 10:34
 28日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時過ぎ時点で1ドル=112円14銭前後と前日午後5時時点に比べ50銭程度のドル高・円安で推移している。

 前日のニューヨーク市場では米6月消費者信頼感指数が予想を上回ったこともあり、ドルは一時112円46銭まで上昇。イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の講演では利上げに踏み込んだ発言はなかったため一時、軟化したが結局、112円40銭前後で取引を終えた。

 この日の東京市場に移ってからは、日経平均株価が軟調なことから下値を試す動きとなり一時112円05銭まで下落。ただ、112円ラインが下支えし、売り一巡後は112円10銭台へ値を戻している。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1341ドル前後と同0.0150ドル強の大幅なユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=127円15銭前後と同2円20銭強のユーロ高・円安で推移している。欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が量的金融緩和を来年にも縮小する可能性を示唆したことから、ユーロは大幅高となっている。


出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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