ドル円、方向感無く小動き。

著者:遠藤寿保
投稿:2017/06/22 09:43

マーケットコンディション

昨日のドル円は、111.44円で始まると、東京時間は、前日からの円買いの流れで111.17円まで下落。ロンドン時間、原油価格の下落や前日のカーニーBOE総裁の利上げ否定発言を引きずるポンド円の下落でクロス円が軟調となると、ドル円は111.07円まで下押し。その後MPCメンバーの英利上げ容認発言で、ポンド円が反発すると、ドル円は111.30円前後まで上昇。NY時間、イランの石油相がOPECの追加減産を示唆すると原油価格が上昇し、米長期債利回りが上昇するとドル円は111.73円まで上昇。その後、原油価格が急落し、ドル円は111.23円まで下落し、111.37円でクローズをむかえた。

ドル円、方向感無く小動き。

昨日のドル円は、ハイローで0.66円の値動きで、終わってみれば、2連続の十字線となり、方向感を感じられなかった。週足ベースで見た場合4/17の安値108.13円・5/11の高値114.36円。6/14の安値108.83円によるWボトムを形成中である。完成形になるためにはネックラインの114.36円を上抜ける必要があるが、上抜けた場合は、安値からネックラインの値幅(6.23円幅)の2倍である120.59円が上値目標となる。ただ、目先は注目されるイベントも無く、材料待ちといったことろかもしれない。

☆戦略

◎中立
予想レンジ110.60-111.80

注)本日の予想は6月22日9:45に寄稿したものです。売買戦略は、あくまで参考であり、取引の推奨や利益を保証するものではありません。また、上記レートは弊社外貨exの提示したレートを参考にしたもので、実際の取引可能なレートと異なる場合があります。
遠藤寿保
YJFX! FXエバンジェリスト
配信元: 達人の予想