ドル円、材料難で揉み合い・・・・・

ＦＲＢ高官発言でのドル買いも一服か？

昨日の海外市場では、欧州時間にブレグジット（英国のＥＵ離脱）の正式交渉が始まり、英国側が譲歩する形が見えた事でポンド円が下落し、ドル円も一時、111円の大台を割り込みました。

しかし、ＮＹ時間に入り、ダドリー・米ＮＹ連銀総裁が、「引き締め策を現時点で停止すればインフレ高進のリスクが増大」等と述べると、ドルが急伸を開始。ドル円は111.60円付近まで上げ幅を拡大しました。

本日の東京時間にも、日経平均株価が一時、2015年8月以来の高値を記録し、ドル円も111.70円台まで一段高となりましたが、引け際に株価がやや伸び悩んだ為、現在は、111.50円台の押し戻されています。

この後の海外時間には、複数のＦＲＢ高官の講演等が予定されています。しかし、昨日のダドリー発言を超える程のサプライズは期待出来ず、ドル円は株価睨みの揉み合いに終始し、112円台回復は難しそうです。