【6月19日予想】大幅円安が進むなか、外需株が買い?出遅れ感のある電気機器に注目。= フェアトレード 西村剛

著者:西村剛
投稿:2017/06/16 19:01

再度2万円超えか

6月16日の日経平均の動き:

16日の日経平均は5営業日ぶりに反発した。
英ポンド急伸を受けて円が大幅に売られ、輸出関連株などに買いが入ったほか銀行や証券株も上昇。
週末を控えて持ち高調整の売りも出たが一時2万円を回復する場面もあり、前日比111円44銭高となった。


6月16日16時時点の為替相場:

円相場は、16日16時00分時点では1ドル=111円23~24銭と、前日17時時点に比べ1円72銭銭の円安・ドル高水準で推移。
日銀が金融政策決定会合において、現行の長短金利操作付きの量的・質的金融緩和政策維持を発表したが、これにより利上げが進むと見られる英・米との差が意識され円売りが進行、日経平均株価の上昇も後押しして大幅な円安となった。
前日比で円安に向かっているため日本株が上昇しやすい地合だと言えることから、6月19日の日本株は【大幅高になる】と予測する。


6月19日の相場の見通し:

為替が円安方向に進んでいる今、円安の進行を受けて外需株を中心に上昇すると期待できる。
日本市場全般で堅調な推移となる可能性があり、このような状況では以下に挙げるような、過去の統計上、円安時に株価上昇しやすかった銘柄に注目したい。

<円安メリット業種>
※2013~2015年の円安進行時において特に上昇傾向が強かった業種

1.精密機器(前週比+0.21%)
2.化学(同-0.31%)
3.輸送用機器(同-0.96%)
4.電気機器(同-1.50%)

これらのうち電気機器は、前週との比較で下落しており出遅れ感があることから、これから人気化する可能性があると考えられる。
西村剛
フェアトレード株式会社 代表取締役
配信元: 達人の予想