[5月31日版]【大幅安となる】日経平均は一時急落。これから大丈夫?

著者:中原良太
投稿:2017/05/30 22:24

日経平均は一時急落。これから大丈夫? 】

5月30日の日経平均は横ばいとなり、1日を終えました。

東証一部の業種別で見ると、
全33業種中値上がりしたのは21業種となり、
値下がりした12業種となりました。

また、日経平均は前日比4円72銭安となりました。

北朝鮮による弾道ミサイル発射などがあり、
地政学リスクが改めて目立ってきました。

これを受け、為替は円高が進行。
一時は1ドル=110円台にまで、
円高が進行しました。

これは日本株市場にとっても悪材料で、
30日の日経平均は上値の重い状況が続いています。

警戒感の強い地合いが続き、
様子見ムードも広まってくる可能性があります。

そう考えると、これからの時期は、
相場の上昇が期待しづらいと考えられます。

今のような状況では、

これまで値上がりしてきた株ほど、
利益確定のために売られやすいと考えられます。

よって、こういった銘柄には、注意しておく必要があるでしょう。

ちなみに、ここ1ヶ月で堅調な業種は、以下の3業種です。

【ここ1ヶ月で堅調な業種別株価指数】
◯ その他製品(前月比+11.88%)
◯ 食料品(同+8.23%)
◯ 電気・ガス業(同+6.86%)

以上の3業種については、
ここ1カ月で大きく上昇してきているため、
短期的には利益確定されやすいと考えられます。

短期的な反落には要注意です。


何らかの買い手がかりが出ない限り、上昇は難しいかもしれません。
この流れのまま、相場全体は下落へと動きそうです。

急落する可能性も踏まえ、
今のところは、あまり資金を投入せず、様子見したいところ。

5月31日のスタンスとしては、【大幅安になる】と弱気で臨みます。
中原良太
株式会社テラス システムトレード開発者
配信元: 達人の予想