[5月30日版]【大幅安となる】日本株失速、これから大丈夫?

著者:中原良太
投稿:2017/05/29 22:11

【日本株失速、これから大丈夫?】

5月29日の日経平均は横ばいとなり、1日を終えました。

東証一部の業種別で見ると、
全33業種中値上がりしたのは15業種となり、
値下がりした18業種となりました。

また、日経平均は前日比4円27銭安となりました。

北朝鮮による弾道ミサイル発射などがあり、
地政学リスクが改めて目立ってきました。

警戒感の強い地合いが続き、
様子見ムードも広まってくる可能性があるため、

これから暫くは、
不透明な相場状況が続きそうです。

29日は、東証一部の売買代金が、
久々に2兆円を割れたことから、

相場は閑散としている様子で、
買い支えが入りづらい可能性が想定されます。

何かしらの売り材料が出た場合は、
ストンと下落しやすい状況だと考えられますので、

しばらく、動向には注意しておきたいところです。

そう考えると、これからの時期は、

様子見姿勢の目立つ、
先行き不透明な展開となると、
考えられるでしょう。

相場の上昇が期待しづらい今の状況では、

これまで値上がりしてきた株ほど、
利益確定のために売られやすいと考えられます。

よって、こういった銘柄には、注意しておく必要があるでしょう。

ちなみに、ここ1ヶ月で堅調な業種は、以下の3業種です。

【ここ1ヶ月で堅調な業種別株価指数】
◯ その他製品(前月比+11.75%)
◯ 食料品(同+8.48%)
◯ 電気・ガス業(同+6.73%)

以上の3業種については、
ここ1カ月で大きく上昇してきているため、
短期的には利益確定されやすいと考えられます。

短期的な反落には要注意です。


何らかの買い手がかりが出ない限り、上昇は難しいかもしれません。
この流れのまま、相場全体は下落へと動きそうです。

急落する可能性も踏まえ、
今のところは、あまり資金を投入せず、様子見したいところ。

5月30日のスタンスとしては、【大幅安になる】と弱気で臨みます。
中原良太
株式会社テラス システムトレード開発者
配信元: 達人の予想