ドル円、112円手前で失速。

著者:遠藤寿保
投稿:2017/05/26 09:55

マーケットコンディション

昨日のドル円は、111.47円で始まると、東京時間は、111円台半ばでもみ合いとなった。ロンドン時間、クロス円の堅調などもあり、ドル円は111.94円まで上昇。NY時間、ブレイナードFRB理事が「世界経済の明るさを背景としたリスクバランスの改善」について言及すると、米長期金利が上昇し、ドル円は111.95円まで上昇となった。その後、「OPECと非加盟産油国が9ヶ月の減産延長で合意」との報を受け、事前折込済みから原油価格が下落すると、ドル円は111.63円まで下押しとなり、買い戻され111.84円でクローズをむかえた。

ドル円、112円手前で失速。

「OPECと非加盟産油国が9ヶ月の減産延長で合意」となり、原油価格が下落となった。最近は原油価格の下落とドル円下落がリンクするケースが高く、下げ要因が追加された感じである。本日は日米首脳会談が開催される事から、北朝鮮に対する警戒も高まる。昨日は112円手前で失速となったが、短期的には上攻めに傾いているように感じる。とはいえ、現状は決定力不足で、まだレンジ継続とみる。

☆戦略

◎買い
111.80買いポジション
<TP114.00/SL109.80>

注)本日の予想は5月26日9:55に寄稿したものです。売買戦略は、あくまで参考であり、取引の推奨や利益を保証するものではありません。また、上記レートは弊社外貨exの提示したレートを参考にしたもので、実際の取引可能なレートと異なる場合があります。
遠藤寿保
YJFX! FXエバンジェリスト
配信元: 達人の予想