[5月25日版]いま注目の3銘柄ピックアップ= フェアトレード 西村剛

著者:西村剛
投稿:2017/05/25 01:08

いま注目の3銘柄をピックアップ:

① ㈱三井住友フィナンシャルグループ(8316)
平成29年3月期の業績は、経常収益+7.6%と増収、親会社株主に帰属する当期純利益は+9.3%と増益に着地、直近3カ月の実績である1-3月期(4Q)の同利益も前年同期比7.9倍に急拡大しており好調だ。
24日現在の米国株市場ではNYダウなど主要指数が4日続伸と戻り足が鮮明、米10年債利回りが17日の2.22%を底に4日連続上昇しており、23日は2.28%台まで上昇、これを受けて米国株市場ではゴールドマン・サックスなど金融株が買われ、東京市場でもメガバンクが買われている。
直近の値動きは18日の3984円を底に反発しており、上昇中の25日移動平均をサポートラインに目先は上昇傾向が続くと思われる。
押し目買いのチャンスだろう。
また23日終値時点でPER9.05倍、PBR0.59倍と依然割安水準にあり配当利回りも3.96%と日本株平均と比べて高いことから、引き続き買い支えが入りやすくなっていると思われる。

② トヨタ自動車㈱(7203)
同社の30年3月期想定為替レートは1ドル=105円と設定されているが、24日朝の為替相場は1ドル=111円後半まで下落、112円台を目前としており、輸出採算改善の期待から買いが入っている。
直近の値動きは18日の5923円を底に反発しており、上昇中の25日移動平均をサポートラインに引き続き上昇する可能性がある。
押し目買いのチャンスだろう。
また24日終値時点でPER11.90倍と依然割安感があることから、買い支えが入りやすくなっていると思われる。

③ ㈱ブイ・テクノロジー(7717)
平成29年3月期の業績は、売上高+15.9%と増収、経常利益は+141.9%と増益に着地。
併せて、30年3月期の同利益も前期比+81.3%に伸びを見込んでおり、好調だ。
23日の取引終了後、海外の大手フラットパネルディスプレー(FPD)メーカーから、FPD製造装置を約130億円で受注したと発表。
これが買い材料視され24日の株価は大幅上昇、ボリンジャーバンドの拡張を伴っていることからさらなる上昇が期待できるだろう。


上記3銘柄の、短期的な値上がりに期待。
西村剛
フェアトレード株式会社 代表取締役
配信元: 達人の予想