ドル円、レンジ継続か。

著者:遠藤寿保
投稿:2017/05/24 09:52

マーケットコンディション

昨日のドル円は、111.28円で始まると、東京時間早朝、英国の爆破テロの影響を受け110.85円まで売り込まれたが、その後は買い戻され111円台前半での推移となった。ロンドン時間、ドル円は111.20円前後で小動き。NY時間、4月米新築住宅販売件数が56.9万件(予想61.0万件)・5月米リッチモンド連銀製造業景気指数が1(予想15)と大幅下振れとなると、ドル円は一時110.98円まで下押しとなったが、米長期金利が上昇し始めると、ドル円は前日の高値111.60円を突破し、111.85円まで上昇し、111.78円でクローズをむかえた。

ドル円、レンジ継続か。

ドル円は、日足ベースで、一目の雲上限が111.82円となっており、ここを上抜ければ、108.13円-114.36円-110.23円からの上値拡張で38.2%が112.60円レベルまでの上昇が期待できる。しかし、目新しい材料はなく、現在は、「米利上げ観測+本邦勢の安値買い」VS.「ロシアゲート疑惑+朝鮮半島情勢+テロ懸念」といった構造である。もうしばらく、このレンジ相場は継続するかもしれない。

☆戦略

◎買い
111.80買いポジション
<TP114.50/SL109.80>

注)本日の予想は5月24日9:50に寄稿したものです。売買戦略は、あくまで参考であり、取引の推奨や利益を保証するものではありません。また、上記レートは弊社外貨exの提示したレートを参考にしたもので、実際の取引可能なレートと異なる場合があります。
遠藤寿保
YJFX! FXエバンジェリスト
配信元: 達人の予想