ドル円、伸び悩むも底堅い。

著者:遠藤寿保
投稿:2017/05/01 09:48

マーケットコンディション

先週末のドル円は、111.24円で始まると、東京時間は、朝鮮半島情勢のリスク回避から111.07円まで下押しするが、プレミアムフライデーとGWを控え111円台前半で小動きとなった。ロンドン時間、ユーロ圏の4月消費者物価指数の好結果を受け、クロス円が上昇するとドル円は111.51円まで上昇。NY時間、1-3月期米GDP速報値が0.7%(予想1.0%)と下振れたが、雇用コストが強い数値となると、ドル円は111.71円まで上昇。その後、米10年債利回りが低下すると111.35円まで下押しし、111.44円でクローズをむかえた。

ドル円、伸び悩むも底堅い。

29日に北朝鮮がミサイルを発射(失敗)、米空母が朝鮮半島付近に到着。ICBMや核実験を行わない限りは、米国が攻撃する事はないといわれているが、緊張感は継続。そのわりにドル円は、111円台キープしており、底堅さを感じる。テクニカル的には。3/10の高値115.51円から4/17の安値108.13円に対し半値戻しのレベルで停滞となっている。GW明けには、5/7仏大統領選・5/9韓国大統領選もあり、動きにくい展開が続きそうだ。

☆戦略

◎中立

注)本日の予想は5月1日9:50に寄稿したものです。売買戦略は、あくまで参考であり、取引の推奨や利益を保証するものではありません。また、上記レートは弊社外貨exの提示したレートを参考にしたもので、実際の取引可能なレートと異なる場合があります。
遠藤寿保
YJFX! FXエバンジェリスト
配信元: 達人の予想