外為サマリー：１ドル１１１円３０銭台を回復、下値の堅さを意識

　２８日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後５時時点で１ドル＝１１１円２８銭前後と、前日午後５時時点に比べ２銭程度のドル高・円安と横ばい圏で推移している。

　欧州時間のドル円相場は、午後４時ごろに１１１円３０銭台を回復。１１１円１０銭近辺での下値の堅さが意識されるなか、上値を試す展開となった。ただ、今晩に発表される米１～３月期国内総生産（ＧＤＰ）を前に手控えムードも広がりやすく、朝方につけた高値（１１１円３５銭）水準まで戻すと動きが鈍くなっている。時間外取引の米１０年債利回りが動意薄となっていることも影響しているようで、さらにドルを買い上がる材料には乏しい。

　ユーロは対円で１ユーロ＝１２１円１０銭前後と同２０銭強のユーロ安・円高。対ドルでは１ユーロ＝１．０８８５ドル前後と同０．００２０ドル程度のユーロ安・ドル高で推移している。


出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）