ドル円、北朝鮮情勢の警戒感後退で111円台。

著者:遠藤寿保
投稿:2017/04/26 10:02

マーケットコンディション

昨日のドル円は、109.74円で始まると、東京時間は、北朝鮮の動向を警戒しながらも109円台後半から110円台前半での小動きとなった。午後、北朝鮮は大規模な砲撃演習を行ったが、ミサイル発射や核実験は無く、地政学的リスクが後退となったが、ドル円は110円台前半で推移。ロンドン時間、地政学的リスクが後退した事でクロス円が上昇。ドル円も110円台半ばまで緩やかに上昇となった。NY時間、仏大統領選挙や北朝鮮情勢によるリスクが後退した事などを受け、NYダウ平均が上昇・米10年債利回りが上昇となると、ドル円は111.19円まで上昇し、111.13円でクローズをむかえた。

ドル円、北朝鮮情勢の警戒感後退で111円台。

目先の朝鮮半島リスクが後退した事から、ヘッジ売りなどの巻き返しで、ドル円は111円台を回復。テクニカル的には、12/15の高値118.66円・2/7の安値111.59円・3/10の高値115.51円からの下値拡張で100%108.44レベルを達成し反転。3/10の高値115.51円から4/17の安値108.13円に対して38.2%110.95円レベルまで回復となっている。
昨日は、買戻し主体の上昇とみるが、マーケットはトランプ政権の税制改革案に期待が高まっており、好感された場合は113円を超える可能性もでてきた。

☆戦略

◎中立
108.90円売り<SL111.60-TP107.86>

注)本日の予想は4月26日10:00に寄稿したものです。売買戦略は、あくまで参考であり、取引の推奨や利益を保証するものではありません。また、上記レートは弊社外貨exの提示したレートを参考にしたもので、実際の取引可能なレートと異なる場合があります。
遠藤寿保
YJFX! FXエバンジェリスト
配信元: 達人の予想