外為サマリー:1ドル110円台へ急伸、フランス大統領選受け欧州リスク後退

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2017/04/24 10:34
 24日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時過ぎ時点で1ドル=110円11銭前後と前週末午後5時時点に比べ90銭前後の大幅なドル高・円安で推移している。

 ドル円相場は110円台へ急伸。現地時間23日に実施されたフランス大統領選の第1回投票は、中道系独立候補のマクロン氏がトップで極右国民戦線のルペン氏が2位となった。これに伴い、5月7日の第2回投票はマクロン氏とルペン氏が争うことが決まった。第2回投票は、マクロン氏が優勢とみられており、市場にはフランス大統領選への懸念が急速に後退。ユーロは対円では2円強上昇しているほか、ドル買い・円売りが活発化している。ドル円は110円ラインを維持できるかが焦点だが、北朝鮮情勢など地政学リスクなどへの懸念は残り上値では売りも出ている。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0850ドル前後と同0.0130ドル前後のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=119円48銭前後と同2円40銭前後のユーロ高・円安で推移している。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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