◎欧米外為市場サマリー：オバマケア採決中止も税制改革に期待で上昇

　２４日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は１ドル＝１１１円２６銭前後と前日に比べ３０銭前後のドル高・円安。ユーロは、１ユーロ＝１２０円１６銭前後と同５０銭前後のユーロ高・円安だった。

　ニューヨーク市場は１１０円９０銭前後で取引が始まった。この日、発表された米２月耐久財受注は、市場予想を上回り、ドルは一時１１１円２８銭まで上昇した。ただ、その後、予定されていたオバマケア代替法案の可決は難しいとの見方が強まると、一時１１０円６２銭までドルは売られた。ただ、米共和党が採決の中止を発表すると、今後の政策は税制改革に重点が置かれるとの見方から、ドルの下値を買う動きが強まり１１１円台を回復した。結局、１１１円２０銭台で取引を終えた。

　ユーロは対ドルで１ユーロ＝１．０８０４ドル前後と同０．００２０ドル前後のユーロ高・ドル安だった。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）