外為サマリー：１ドル１１１円３０銭前後で推移、オバマケア代替法案巡り思惑も

　２４日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前１０時過ぎ時点で１ドル＝１１１円３３銭前後と前日午後５時時点に比べ１０銭のドル高・円安で推移している。

　ドル円相場は東京市場に入り１１１円３０銭前後に上昇している。注目を集めたオバマケア代替法案は２３日の米下院での採決は延期された。これを受けて、ニューヨーク市場では１１０円７０銭台までドルが売られる場面があったが、その後は値を戻している。同法案は２４日には採決され、可決されるとの観測も強く、下値には買いが流入している。ただ、同法案には依然不透明感があるほか、米共和党内部の意見の分裂も表面化したことから依然、先行きには強弱感が対立している。

　ユーロは対ドルで１ユーロ＝１．０７６７ドル前後と同０．００２０ドル強のユーロ安・ドル高だった。対円では１ユーロ＝１１９円８６銭前後と同２０銭前後のユーロ安・円高で推移している。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）