【3月24日予想】懸念がくすぶり積極的に買いに入れない展開

著者:西村剛
投稿:2017/03/23 23:14

週末を前にポジション解消の動き

23日の日経平均株価は、
前日比43円93銭高の19,085円31銭で引けました。

前日に大きく売られた反動から、
本日は買戻しが入り、小幅ながら反発しています。



前場に森友学園問題で籠池氏の証人喚問が行われたことで、

政治リスクを嫌気した売りが加速し、
日経平均株価は一時1万9000円を割り込みました。



これまで相場を牽引してきた「トランプ相場」が一服したことで、
日本株市場は過敏に反応しています。

また、森友学園に端を発した国内の政治リスクも懸念されているほか、
米ドル為替の円高も進行していることで、

短期的に悪材料が出続けています。

今のところ長期的なトレンドは、
上昇トレンドに変化はないと想定していますが、

短期的には調整局面に突入した可能性があるでしょう。


1万9000円を心理的節目として本日と同様に
明日以降も売り買いが交錯すると見られますが、

リスク回避の動きが強い場合には、
簡単に1万9000円を割り込む可能性もあります。

その場合、1万8600円台まで急落するリスクもあるでしょう。


以上から、24日の日経平均株価は、
「下落して引ける可能性がある」と判断しました。
西村剛
フェアトレード株式会社 代表取締役
配信元: 達人の予想