[3月23日版]【大幅安となる】日本株急落、これは暴落の予兆か?

著者:中原良太
投稿:2017/03/22 22:43

【日本株急落、これは暴落の予兆か?】

3月22日の日経平均は大幅安となり、1日を終えました。

東証一部の業種別で見ると、
33業種中、値上がりしたのは1業種となり、
値下がりした業種は32業種でした。

また、日経平均は前日比414円50銭安となりました。

一時は1ドル=115円台にまで乗せた為替も、
ふたたび、円高方向へと逆戻りしてしまいました。

ついに為替レートは、22日22時41分時点で、
「1ドル=111円12銭」にまで円高が進行。

個人的な経験値ではありますが、
「1円の円高進行」は、「日経平均200円安」ぐらいの、
大きなインパクトがあるような感覚を持っています。

ですから、これまでの急激な円高進行は、
日本株市場にとっては、かなりの重しとなる気がしますね…。

米国市場も軟調な動きをとっている上、
原油安も進行しています。

あっという間に、世界市場は全体的に、
日本株市場にとっての逆風となっているようです。

そう考えると、
しばらく日本株市場の上昇は期待できなさそうです。

これからはあまり大きなリスクはとらず、
しばらくは、慎重な姿勢で居るのが無難でしょう。

相場の上昇があまり期待できない今の状況では、

値上がりしてきた株ほど、
利益確定のために売られやすいと考えられます。

よって、こういった銘柄には、注意しておく必要があるでしょう。

ちなみに、ここ1ヶ月で特に急伸している業種は、以下の3業種です。

【ここ1ヶ月で急伸した業種別株価指数】
◯ その他製品(前月比+8.44%)
◯ 食料品(同+3.31%)
◯ 水産・農林業(同+2.95%)

以上の3業種については、直近の急伸もあり、
短期的には利益確定されやすいと考えられます。

短期的な反落には要注意です。

3月22日22時30分現在でCMEは対日経平均比-191円。
弱気な動きを続けています。

何らかの買い手がかりが出ない限り、上昇は難しいかもしれません。
この流れのまま、相場全体は下落へと動きそうです。

急落する可能性も踏まえ、
今のところは、あまり資金を投入せず、様子見したいところ。

3月23日のスタンスとしては、【大幅安になる】と弱気で臨みます。
中原良太
株式会社テラス システムトレード開発者
配信元: 達人の予想